その後、園子達は
(園子が車に乗るのを怖がった為)徒歩で警察署へ向かう。
※(警察官が誰も付き添わなかったのはどうかと)
で、怪しい男がつけてくるのに気付いた四人は道脇と園子、コナンと蘭に別れて森の中へ逃げ込む。
そこで道脇が殺人犯の本性を発揮して園子を殺そうとするシーンへと続くんですが、危機一髪
京極登場。
京極、何故か登場。
……あり? 警察どうした。
被害者に
『不審人物』と指摘された京極をすぐに野放しとは。
もしかするとやっつけちゃったかなー。その可能性はなきにしもあらず。
しかも野生の勘で森の中の園子を見つけてナイフが振り下ろされるその瞬間に腕を差し出して救出。
あの勢いで刃渡り15センチはありそうなぶっといナイフで刺されたら、全治数ヶ月だよなぁ。
何か見た感じ半分位刺さってます。神経とか切れてないのか、コレは!
そもそも、あの場面で横面を蹴り飛ばす、とかぶん殴る、とかでなく振り下ろされるナイフに腕を差し出すのは正気じゃない。
けど、万が一にも園子を傷付けない為だったんだろうなぁ。
顔面やナイフを蹴り飛ばす、その落ちたナイフが園子を傷付ける可能性があるから、自分の腕、なんだろう。
ここで蘭がやっと京極の正体に思い当たる。
『杯戸高校』空手部部長、
※(ここでやっと高校生と判明)
『蹴撃の貴公子』。
※(ここのアニメの演出はかなり見物です、色んな意味で)
あれか。
『ハンカチ王子』みたいな感じでしょうか。
こんな通り名がある、という事はやはり有名人なんだろうなぁ。
『コナン』の世界観の中で京極の実力がどれ程なのか、という事は恐らく肉体的な強さで頂点にいると思われる赤井、ジン辺りと直接対決、もしくはその描写を見なければ分かりませんが、常軌を逸した強さである事は間違いないかと。
贔屓目か。いやいや。その辺はまた別で。
ココでは「うお、強ぇ!」くらいの感じで
(どんなだ)道脇を粉砕します。
※(ここでも十分「強い」のですが、後々ハイパー化し過ぎて随分あっさりした感じに見えます)
さて、そこまでして守った園子なんですが、実はこの時点で
京極は園子の事を殆ど知らないのです。
園子に
「知り合いでもないのにどうして助けてくれたのか」と聞かれた京極は
「自分は知っている」と言う。
「試合会場で一度見かけた」
「友人を懸命に応援している姿に好意を持った」
「うちの宿に泊まった」
……それ「知ってる」って言わないよなぁ。
たったこれだけの理由であそこまでやったのか(笑)。
この時点で留学が決まっていたと思われるのに、腕一本は安いのか。
自分でナイフ引っこ抜いてましたが、病院行ったんだろうか
(とてもそうは思えないのが……)。痛くないのかっ。大人でも悶絶だと思うんですがっ。
何と言うか園子を守るその動機から行動に至るまで全て、相当普通じゃない気もしますが、それが京極なんだろうなぁ。
園子はぽわーんとなってましたが、
怖いよ。
しかし誰かに
「そんだけで!?」とか
「迷惑だよ!」とか突っ込まれてもきっと京極は相手が何故そんなコトを言うのかさっぱり理解できないんだろう。
しょうがない。
だって園子にだけ反応しちゃったんだから。
このシリーズで、京極は徹頭徹尾、園子以外に関心を持っていません。
宿の中で誰かと話しているシーンさえ皆無。
宿の従業員の人たちも嫌だろうな、あんなでかくて無口で愛想のない男が休みの度に帰ってくるの。
で、態度が悪い所為で酔っ払いに絡まれたり、客に丁寧語で暴言吐いたりするのを後で必死にフォローするんだ。
きっと「手伝わなくてもいい」と言っても京極には通じない。折角いるんだから手伝うって聞かないんだよ。迷惑なのに(笑)。
京極の出番が一番多いのもこのシリーズですが、笑顔(らしきもの)を見せたのは一コマだけ。
あとはずっと仏頂面でした。
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